味の決め手は漁師の早業
フカとエイで作るおやつジャーキー
あっジャーキー
勝一水産
関西国際空港を間近に臨む岡田浦。この地の漁港で水揚げされるフカとエイを使ったジャーキーが『あっジャーキー』です。フカやエイ特有の臭みが発生する前に、港で生きたまま手早く処理されているため、上品でクセのない味が特徴。しっかりとした歯ごたえが楽しめ、噛むほどに飽きのこない味がじんわりと染み出てきます。開発を手掛けたのは、戦前から岡田浦で漁業を続ける勝一水産です。フカやエイのヒレ部分は珍味として親しまれていますが、地元を除けば、身が食べられることはほとんどありません。そのため、漁の網にかかっても海に戻されることが多く、年々その数が増え、エサとなる貝類などの希少な資源を減らしています。
この問題を前に、開発担当の南さんは発想を転換。漁の邪魔者とされてきたフカとエイを使ったおいしい加工食品の開発に、約1年をかけて取り組んできました。中でもポイントとなったのは味付けです。とくに、地元幼稚園の園長先生から、歯やあごが未発達な子ども向けのおやつとして開発してほしいとのリクエストもあり、濃すぎず、飽きずに食べられる繊細なバランスを追求。調味液の濃度と、漬け込む時間の調整を何度も行い、試作と試食を重ねながら、現在の製法を確立しました。また、子どもの小さな口でも噛みやすいように、小ぶりにカットする工夫もなされています。愛する地元の水産資源の回復と、岡田浦漁港の盛り上げにもつながる『あっジャーキー』に、漁師仲間も大きな期待を寄せています。
市場の声を柔軟に取り入れ、開発
おやつジャーキーのサンプルを試食した幼稚園の園長からのリクエストが開発のきっかけ。しっかりと噛むことは子どもの歯やあごの発育にもつながることから開発の方向性が定まりました。
こんな時におすすめ
- お土産
- 大阪フェア
- 子どもの日
- 遠足
※掲載情報は事業参加当時のものです。最新情報は各企業に問い合わせください。