文化に根付くものづくりルーツを感じる灯り
家紋挑燈
秋村泰平堂
伝統的でありながらも新しい文化へ
「傳統の技をいかした新しいちょうちん文化を創り出したい」という秋村泰平堂4代目、秋村敬三さん。形や素材の試行錯誤など、これまで自社独自で新商品の開発に取り組んできたものの、方向性を見極めるのが難しいと感じていました。今回は、コンセプトづくりに時間をかけ、新しい形やデザインではなく、従来のちょうちんを新しい市場に送り込むためにはどうすればいいか、じっくりと考えていきました。伝統的なちょうちんにこだわったのは、セレクトショップのファサードを手掛けた経験によるもの。それまでアートやインテリアとのコラボという新しい取り組みをしてきた中、「新しい形のちょうちんではなく伝統のちょうちんを」と依頼されたことがきっかけとなり、家紋という伝統ある紋様に着目し、結婚式で両家の紋が入った一対のちょうちんを使ってもらいたい、と開発をスタートしました。
家紋入りちょうちんと共に、思い出を家族と
「欧米では紋章があるのは貴族くらい。日本人には庶民にも家紋がある。家が続いてきた証であり、この文化を大切にしたい」。結婚式をきっかけに、正月やハレの日には紋入りのちょうちんを飾る―伝統的なちょうちんでそんな新しい文化を創り出すのが秋村さんの夢。絵柄は季節や好みに合わせてフルオーダーでき、家紋と組み合わせれば、世界にたったひとつのオリジナルちょうちんに。「和紙と竹ひごで作ったちょうちんは、丈夫で長持ち。ちょうちんを通じて家族の思い出を重ねてほしい」と秋村さん。飾りながら、「あの時はこんなことがあった」と語り合う家族の時間に寄り添う、ちょうちんのある暮らしを提案します。
こんな時におすすめ
- 母の日
- 父の日
- お祭り
- ブライダル
- 新生活フェア
- 迎春フェア
※掲載情報は事業参加当時のものです。最新情報は各企業に問い合わせください。