400年の歴史を持つ「大阪欄間」
朋ブランド・てかがみ
木下らんま店
日本が誇る伝統柄の手鏡
貴族階級の建築や四天王寺の欄間などに伝統技法の発祥がみられる大阪欄間は、江戸時代以降、木材の集散地であった大阪の堀江・横堀に職人が多く集まり、発展を遂げた伝統工芸です。そんな堀江の欄間職人にルーツを持つ木下らんま店の女性伝統工芸士・木下朋美さんが贈るのは、木の香りと質感をバッグにしのばせて持ち運べる手鏡。
国産桧の持つ品のある香りとあたたかな質感
愛らしく風情あふれる伝統的な柄が特徴で、春めいたモチーフが温かみを感じさせる「梅に木立」、涼しげなラインが優しく際立つ「波に千鳥」、柔らかな曲線に趣きを感じる「月に雲」、それぞれの柄が日本女性らしい奥ゆかしさと芯の通った凛とした情感を感じさせます。和歌に詠まれるような日本情緒あふれる伝統柄が、香り高く優しい桧の質感に繊細に彫り出され、手にしっくりと馴染む丸いフォルムが愛らしい手鏡は、世代やスタイルを問わず幅広い女性におすすめできるクラシックな魅力に溢れています。生活様式の変化によって欄間の受注が減る中、普段は寺社彫刻の仕事をこなす朋美さんですが、先達の男性職人たちとは違った女性ならではの視点で伝統技法と木の魅力を伝えたい、と開発に取り組みました。主張しすぎない爽やかな桧の杢目と、作者の人柄が反映された、温もり溢れる質感が魅力の逸品です。
※掲載情報は事業参加当時のものです。最新情報は各企業に問い合わせください。