アクセサリーパールの新たな表現
Graphic Pearl
株式会社依田真珠
想いを込めたメッセージをパールに
マットで上品な光沢の上に、流れるようなスクリプト体の文字。凹凸のある柔らかな風合いとクラシックな字体が美しい。株式会社依田真珠のGraphicPearlは、パール粒の上に文字をあしらった斬新なデザインの商品だ。「表現としての価値を持つ人工真珠だからこそできること」と語るのは代表取締役・依田晴行さん。ファッションとコーディネートされ一体となることで価値が生まれるというアクセサリーパール。軽く、手頃な価格で手に入るのでカジュアルなシーンでも大活躍。ネックレス、イヤリングやピアス、髪飾り、洋服のボタンとファッションアイテムへの用途は幅広い。そんな身近なアイテムだからこそ、人工真珠ならではの価値を創り出そうと生み出されたこの商品。長年培った確かな技術で作られた人工真珠の上に、新たな手法で一粒一粒文字を乗せる。今後は、イニシャルやオリジナルメッセージを入れて大切な人への世界で一つのプレゼントに、という展開を考えているという。
アクセサリーパールだからこそできる表現
1900年代初頭より、人工真珠を地場産業の一つとする和泉市。全国シェアの約8割の人工真珠を作るこの街で、60年以上にわたり製品を作り続けてきた。納品先はアクセサリーパーツ業者。流通の構造上、なかなかエンドユーザーの声が聞こえない。だからこそ自己発信ができる新しい道を切り拓きたいとの思いから、2013年に海外向けにオリジナルブランド“THEPEARLLAB”を立ち上げた。アクセサリーパールだからこそできる価値を生み出し、人々に伝わるものを創りたい。依田さんの強い願いは、真珠を惑星にコズミックパール見立てたCosmicPealという形で実を結んだ。宇宙空間にただよう惑星のような、凹凸のあるテクスチャーとマットな輝きが特徴のパール。パリで行われた服飾・宝飾資材の見本市でも好評だったという。依田さんの次なる挑戦は、メッセージを織り込んだGraphicPearl。パールに込めてどんな想いを伝えようか、夢がふくらむ商品だ。
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