カシミヤストール(細川毛織株式会社)
カシミヤストール(細川毛織株式会社)
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巻くと幸せな気分になれる

カシミヤストール

細川毛織株式会社

使い込むほど人により添う極上カシミヤ

思わずほおずりしたくなる柔らかな肌触り。広げてみると空気のような透明感。身につけているのを忘れるほどの軽さなのに、肩や首元がふんわり温かくてすべすべさらり。そんな夢見心地のカシミヤストールを作っているのは、明治43年創業の細川毛織株式会社だ。泉大津に根づく繊維産業を100年以上支えてきた老舗企業。商品を企画しているのは4代目社長・細川博さん。カシミヤというと手入れがむずかしいと敬遠する人もいるそうだが、この商品は家で手洗いできるという優れもの。小さくたためて軽いので持ち歩くのにもぴったり。使い込むほどに柔らかくなるカシミヤストール。巻いたり結んだりしているうちに人に寄り添うように風合いが生まれるという。体の一部のような気持ちで毎日身につけてほしい「使って育てるストール」だそうだ。

カシミヤストール(細川毛織株式会社)- 巻くと幸せな気分になれる
媒染による発色や色止めをせず、そのままの墨の色を楽しむという墨染めシリーズ。染め重ねの回数によって異なった色合いを出すという。

職人や工房との出逢いが製品を創り出す

「使われているうぶ毛は長さ約300km分。重さは約50g。」と語る細川さん。ふんだんにうぶ毛を使用しながらも極軽なのが細川毛織の技術。糸はカシミヤの中でも最も細い80番手。繊細で切れやすいので、戦前から使われている織機でゆっくり織り上げる。縦糸・横糸ともに単糸で織り込む細川毛織独自の加工によって、極軽な風合いが実現されるのだ。オリジナルブランドのカシミヤストールは新作発表時期を決めず、職人や工房との出逢いを大切に企画してきた。工房で職人が手染めしている草木染めシリーズ。細川さん自身が手染めしている墨染シリーズ。プリント柄シリーズは流行を加味したデザイン。上品な風合いと極上の使い心地には誇るべき背景がある。伝承の技術が今に輝く商品だ。

カシミヤストール(細川毛織株式会社)
普段の手入れは使用後の陰干しで十分。汗やちょっとした汚れは水でやさしく押し洗い。カシミヤのイメージが変わりそうだ。
カシミヤストール(細川毛織株式会社)

※掲載情報は事業参加当時のものです。最新情報は各企業に問い合わせください。