着物人口が減り、足袋の知識がなくなったことで、多くの方は自分の足に合っていない足袋を履き違和感を感じています。ゑびす足袋本舗（※）では、自社アンテナショップや全国各地の採寸会等で、お客様の足のサイズを測り、数多くの既製の足型からその方に合う足袋を提案しています。本来足袋は気持ち良く、意識することなく足裏の筋肉を鍛えることができるので健康にも良い履物です。また布帛でできているため伸縮がほぼなく、外反母趾防止や水虫防止としても昔から良いとされています。「足袋は着物にだけ合わせるのではなく、着物を着ない人にも足袋を履いてもらいたい」「足袋の良さを体感してほしい！ 普段の生活に取り入れてほしい！」との思いから、今までにないデザイン性の高い足袋シリーズを開発しました。靴下感覚でサンダルにピッタリな、くるぶし丈の「くるたび」。ヨガやピラティス等の運動時、浴衣やサンダルを履く時に適した、土踏まず丈の「こたび」。おしゃれなデザインだけでなく機能性にも優れ、現代のライフスタイルにマッチした新しい足袋を開発しました。

※ゑびす足袋本舗・・・万延二年（1861年） 江戸時代から続く老舗足袋メーカー

「くるたび」は、「サンダルにも合う足袋」をコンセプトとして復刻・改良した足袋です。今日よく見受けられるくるぶし丈の靴下は、縮もうとする力が働くため頻繁にかかとが脱げ落ちてしまいます。それに対し、くるたびは布帛で作られているため、縮もうとする力は働かず、締め付けもなく脱げ落ちません。また、指が二股に分かれていることにより、自然に足の握力を鍛えるだけでなく、外反母趾予防にもなります。また縫い目がツボを刺激し自律神経が整うとともに、綿100%でムレないため、水虫防止にもなると言われています。「こたび」はヨガやピラティス用、浴衣用として開発された商品です。踏ん張りがきき、布が伸びて滑ってしまうことがありません。縫い目の足への当たり具合によって身体の軸のズレをセルフチェックすることができます。二股に分かれている点や縫い目等の有効性はくるたび同様です。さらにこたびは見た目のお洒落も考え、ペディキュアも見せることができるようつま先をカットしてあります。ヒール付きのサンダルや、下駄を履くときの鼻緒の痛みから解放されるアイテムです。