株式会社カワキタでは、以前より消費者の立場に立ったものづくりを方針としてきました。その中で近年注力しているのが「歩き出したら、カバンで抱っこ」というコンセプトのもと開発された、抱っこ紐に変形するバッグ「ダッコリーノ」。本商品はシリーズ第二弾のリュックタイプです。開発にあたっては当初「子育て中の持ち物の多い親の荷物にならないこと」や「リュックを背負っていればいつでも抱っこすることができること」を踏まえて、子どものリュックが抱っこ紐に変わるような商品を検討していました。しかし、実際に子育て中のママたちにリサーチを行なったところ、「年齢が限定される、短期間しか使わない抱っこ紐にあまりお金をかけられない」「リュックを嫌がる子どもがいる」「自分用だったら欲しい」といった声が聞かれました。また、百貨店などで行ったイベントを通じて、ママのリュック比率が高いことも分かりました。このようなリサーチ 結果を踏まえて「子ども用リュック」から「大人（ママ）用リュック」の開発へ路線変更。保育園などの送り迎えで抱っこ紐を使う人が多いことから、子育てママをターゲットにしています。

「ダッコリーノ」は「歩育」という考え方に基づいて開発されています。歩育とは「歩く」ことにより脳や身体の成長を促すことを指します。子供が楽しんで歩くには、親への信頼が重要であり、身体の密着とアイコンタクトを生む「抱っこ」という行為によって、子どもの親への信頼感と、更なる歩行意欲を育みます。親への信頼感と歩くこ とが将来の情緒安定した人格形成にまで繋がると言われており、「ダッコリーノ リュック」もそうした「歩育」のコンセプトを踏襲しています。この商品は普段はリュックとして持ち運び、子どもを抱っこするときにはサッと抱っこ紐にすることができます。抱っこ紐の耐荷重は最大20kg（4歳児の平均体重は17kg）で、長きにわたって活躍します。また抱っこ紐を持ち運ばなくて良いので、子育て中のママたちの荷物を少なくできるのがポイントです。さらに歩きだした子どもの身体に合わせたシート状の座面も特徴的で、ベビーカーや包み込まれるタイプの抱っこ紐を嫌がる子どももすんなりと座ります。50名もの子育て家族の実際の声を取り入れて開発された「ダッコリーノ」シリーズには、育児を応援したいという思いが込められています。